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2022.12.02 人間にとって身近な食べ物も含まれる│犬や猫が食べてはいけないものについて

犬や猫が食べてはいけないもので有名なものは、玉ねぎなどのネギ類です。
しかし、それ以外にも犬や猫が食べてはいけないものの中には、致死的な中毒症状を起こす可能性があるものもあります。
ここでは与えてはいけないものをはじめ、誤飲や誤食をしてしまった際の対処法と治療法、さらに誤飲や誤食を防ぐための工夫についてお伝えします。

犬や猫が食べてはいけないもの

・特に注意が必要なもの

ネギ類(玉ねぎ・ニンニク・長ネギ・ニラ・エシャロットなど)
赤血球が破壊され、貧血・血尿・下痢・嘔吐などの消化器症状が見られる。
ネギ類そのものだけではなく、カレーや牛丼など煮汁が含まれている料理にも注意が必要で、加熱しても毒性は変わらず、煮汁だけでも危険です。

ココア・チョコレート
テオブロミンによる中毒で消化器症状の他、震え、神経症状、けいれんなど。
量によっては死に至ることがあるので要注意。

ブドウ・干しブドウ
腎不全を起こす可能性があり、摂取量によって中毒の強さが異なると言われている。
生のブドウでは動物の体重1kgあたり30g、干しブドウでは動物の体重1kgあたり10g以上が危険な量。

キシリトール
犬では低血糖を起こす可能性があり、中毒量が非常に少ない。
例えば、5㎏の小型犬ではガム一粒の誤食でも中毒になる可能性がある。

ユリ科の植物
猫にとっては猛毒で、誤食により死に至る可能性が高い。
花以外にも葉や茎、花粉、ユリが活けてある花瓶の水を飲むことによって急性の腎不全を起こす。

・閉塞する危険があり、注意が必要なもの

・とうもろこしの芯
・果物の種
・鶏の骨

また、思わぬ問題が起こりやすいものは、
・タバコの吸い殻
・コップに残ったアルコール類
・焼き鳥の串
・鎮痛剤などの人用の薬
・人用のサプリメント

などがあります。
また、人間用のサプリメントに含まれるαリポ酸は猫には非常に危険なので、誤って食べてしまわないよう、しまう場所など特に注意しましょう。
さらに、リンゴやカキなどの果物を大きいままのサイズで与えると食道閉塞を起こす可能性があり、与え方にも注意が必要です。

誤飲や誤食をしてしまったら

無理に吐かせるのは、食道炎になる場合や食道に詰まる可能性があるので絶対にやめましょう。
可能な限り口の中のものを取り除き、なるべく早く病院を受診する必要があります。その際には「いつ」「何を」「どれくらいの量」誤飲したかを記録していくと、診察時に非常に参考になります。

治療方法

催吐処置が有効なのは誤飲や誤食後2時間くらいで、6時間以上経過している場合は吐かせるのが難しくなるため、誤飲や誤食の場合はすぐに対処することが非常に重要です。
治療は、血液検査やレントゲン検査を行い、誤飲後すぐであれば催吐処置を行います。
その後、症状によって点滴治療や活性炭などの吸着剤の投薬により治療を行います。
吐かせるときに消化管を傷つけてしまう、あるいはサイズが大きすぎるものは、全身麻酔を行い内視鏡で取りだすか、開腹手術が必要な場合もあります。

誤飲や誤食を防ぐには

日常生活の注意点としては、人間の食事を犬や猫に与えないことが大切です。
食べ物は蓋つきのものや棚の中にしまう様に心がけ、テーブルの上などに置いたままにしない様にしましょう。
留守中の事故を防ぐためには、ゴミ箱は蓋つきのものを使用する、サークル内で留守番をさせるなどの工夫も必要です。

まとめ

人間が問題なく食べられるものでも、犬や猫にとっては致死的な中毒を起こすものがあります。
誤飲や誤食に気づいたらなるべく早く病院を受診しましょう。
また、中毒を起こすもの以外でも与える量によっては嘔吐や下痢などの消化器症状を起こす可能性があるので、人間の感覚で犬や猫に食べ物を与えるのは控えましょう


茨城県下妻市・筑西市・八千代町を中心に診察を行う 稲川動物病院
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