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2022.09.01 新しくわんちゃんを迎えたら

長く元気で一緒にすごせるように、わんちゃんの健康管理のために必要なこと

健康診断、便検査(必要に応じて):便検査はペットショップ等ですでに行っている場合は不要です。

混合ワクチン接種 : うつり易い感染症や、死亡率の高い感染症の予防です。
生後1.5ヶ月頃から、3週間おきに計3回接種 その後は年に1回接種します。
義務ではありませんが、病気のリスクを減らすために接種をお勧めします。
トリミングやドッグランの利用には接種が必要です。また、未接種だと緊急時にもペットホテルや避難所の利用ができない可能性があります。

狂犬病予防接種 : 生後3ヶ月以上の犬は狂犬病の予防接種市町村への登録が法律で義務付けられています。混合ワクチンが終わっていない子は、混合ワクチン3回目が終わって1ヵ月後に狂犬病予防接種を行うのが一般的です。*毎年1回接種が必要です。

フィラリアの予防 : 生後3ヶ月頃から開始。10月以降に生まれた子は翌年の5月からお薬を飲みます。
毎年5月~12月まで予防薬をあたえます。2年目からはお薬を飲み始める前に、前年の感染がないかを確認する検査が必要です。

ノミ・マダニ予防 : お外に行くようになったら始めましょう。マダニは他の犬・猫・人にうつり、重症熱性血小板減少症などいくつかの危険な病気も媒介します。ノミはお部屋に持ち込んでしまうと駆除が困難なので、つかないように常に予防をしておきましょう。

避妊・去勢手術 : 生後7ヶ月ごろが適した時期です。
妊娠の防止はもちろんですが、高齢になるととても多い生殖器の病気の予防に有効です。
男の子は精巣の腫瘍、会陰ヘルニア、肛門周囲の腫瘍、前立腺肥大などの、女の子は乳腺腫瘍や子宮・卵巣の病気のリスクが減ります。
高齢で病気になってからの手術は負担が大きいので、若くて健康なうちに予防しておく事をお勧めします。

マイクロチップの装着・登録 : 脱走・災害時の迷子対策に(詳細はリーフレットなどでご確認を)。
2022年9月以降にペットショップ等で購入された犬にはすでに装着されています。忘れずに所有者の変更手続きをしましょう。それ以前に購入した犬・保護犬・自宅で生まれた犬には装着の義務はありませんが、ご希望の場合は動物病院で装着できます。避妊去勢手術時に同時に装着がお勧めです。

詳しい内容や費用は、診察時にお気軽にスタッフにお尋ねください。
院内ポスターやリーフレットもご参考にしてください。

わんちゃんは、生後3~4ヶ月の時期が色々なことを覚えたり、慣れるのに最も適した時期です。この時期に他人やほかの動物、音、ブラッシングなどに慣れておくと、怖がったり嫌がったりしにくくなります。ワクチンが終わっていない場合でも抱っこでお外に連れ出して、色々なものを見せてあげましょう。育て方やしつけのご相談もお気軽にどうぞ。